コラーゲンの役割

コラーゲンはタンパク質の一種で、全タンパク質の1/3を占め、骨・軟骨・腱・皮膚・内臓・血管などに多く存在します。コラーゲンの役割は「細胞同士をつなぎとめる」「皮膚・内臓・骨・血管などの原料」「細胞に栄養や酸素を運ぶ、細胞の老廃物を運び出す」といった重要な役割を果たしています。

ここでは細胞間に存在するコラーゲンの役割についての話をしたいと思います。
人間の身体は60~100兆個の細胞の集まりです。その一つ一つの細胞の間にあるのが細胞マトリックス(主な成分:コラーゲン)で、身体に取り込まれた栄養や酸素は血管を通り、細胞の周りを取り囲んでいる下図(A)のコラーゲンの海(細胞マトリックス)を介して細胞に届けられます。ですから血管や細胞マトリックスが正常でないと、細胞に酸素や栄養素が無事に届けられないため、細胞や身体の器官が衰え、老化が進んでしまうのです。

人間は細胞外組織と細胞の重合体
ヒトの腱コラーゲンの臭化シアン溶解性グラフ

人間は、二十歳位までは、体内でコラーゲンタンパク質を再合成する力がありますが、二十歳を過ぎると再合成能力が坂道を転がり落ちるように衰えていきます。
二十歳を過ぎたらコラーゲンを意識して摂らないと、知らず知らずのうちに老化が進んで行ってしまいます。
但し体に良いからと行って過剰摂取も良くありません。コラーゲンの1日当たりの摂取量は、コラーゲン量で1日1~5グラム程度が目安です。過剰摂取は糖尿病の発症率が高まる可能性もありますし、コラーゲンを多く含む食品には脂肪も多く含まれていますので、脂肪の摂りすぎにもつながります。

コラーゲン経口摂取の効果

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「コラーゲンの摂取は効果があるのか?」という事に関しては賛否両論が繰り広げられています。「コラーゲンをそのまま摂取しても体内でアミノ酸に変わってしまうので効果はない」という説、「低分子コラーゲンであれば効果あり」という説があります。最近では「コラーゲンペプチドとして吸収されると、血中に入ったコラーゲンペプチドが線維芽細胞を増やす」という報告もあります。

ただし、コラーゲンを食べればそのままコラーゲンとして吸収されるというのは大きな間違いです。栄養源として摂取したタンパク質やコラーゲンは体内でアミノ酸に分解され、それがタンパク質やコラーゲンタンパク質に再合成されるのです。
そして体内でコラーゲンタンパク質の合成に欠かせないのが「ビタミンC」で、良質なコラーゲンを生成する手助けをしています。

健全なコラーゲンが減少する原因

運動不足

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運動不足もコラーゲンが減少する一因です。運動をしないと血行が悪くなり、身体のすみずみまで酸素と栄養が届かなくなるからです。運動で酸素を取り込むと、血流が増えてコラーゲンを生成する線維芽細胞が活発になります。運動はジョギングやウォーキングなどの軽い運動でも、筋トレでも効果はありますし、あらためて運動する時間をとらなくても、普段の生活の中で意識して体を動かすだけでも効果は期待できます。

ストレス

無理なダイエットは身体のコラーゲンまで消費する?

d1a03153efb800bc76940dce924c740f_s“生物は人間への進化の過程で、食物を計画的に摂る事が出来ず、それを得るために戦いの日々でした。例えばお腹が空いているときに森の中で自分より強い相手に遭遇したとします。そんな時は逃げるか戦うか、二者択一しかありません。しかしお腹がすいていたのではどちらも不可能なため、大変なストレスを感じます。このような場合、身体を作っているタンパク質(コラーゲン・非コラーゲンを含む)を分解し、エネルギーに変換して急場を切り抜けるという遺伝子を拾ってしまったのです。”(高橋周七の人間科学教室より引用)

摂取するカロリーを減らして、体脂肪を消費させるダイエットですが、体脂肪と同時に体内のコラーゲンまでも消費してしまいます。過度のダイエットには注意が必要です。

精神的なストレスも体内のコラーゲン減少の一因です

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文明の発達した現代社会ではお腹が空かなくても日常生活・仕事などの様々なストレスがコラーゲンの分解を導いでしまい、老化を進行させているのです。

コラーゲンの減少を食い止めるには

高橋博士は生物の老化防止・健康・若返り・蘇生のメカニズムは、すべて身体のコラーゲンの活性化が必須であることを世界で初めて発明して、大学の研究で証明をしてきました。
運動とストレスからの解放がコラーゲンの減少を食い止めるのに有効だったのです。

しかし現代の社会でストレスなく生きるのは不可能ですし、交通手段の発達で人間は運動不足に陥っています。そこで、高橋博士は杜仲葉・高麗人参の原料の生産・加工・配合に関して多くの検討・研究を重ねてきました。

高橋博士の健康サプリメントは

図 コラーゲンによる皮膚のターンオーバー
【コラーゲン+杜仲葉+高麗人参+α】は、【コラーゲンのみ】より皮膚のターンオーバーが26%すぐれている。
Ratによる皮膚のターンオーバー実験
出典:日本薬学会116年会生薬天然化学部会29(H5)4-2

高橋周七博士のコラーゲン配合サプリメントは、失われつつあるコラーゲンを補う発想のみではなく、身体が自らのコラーゲンをつくる本来の能力を高めるメカニズム、そして身体のコラーゲンの減少する要因を解消する事に着目し開発したものです。

長年の大学の研究の結果、コラーゲン・杜仲葉・高麗人参・その他の配合成分の組み合わせに関して、配合と美容に関する2つの特許を取得した優れもので、生物化学的基礎レベルに於いて、生命の基本となる細胞本体と細胞を取り囲む細胞マトリックスの両方の生理的効果を“4+4=8”ではなく、4×4=16というように相乗的に高めることを可能にしました。

老若男女

この結果、美容効果のみでなく、健康維持、内性美容に関しても極めて有用であることを明らかにしました。

※健康食品の効果には個人差があります。